特徴
アレルギー性紫斑病(血管性紫斑病)の症状の一番の特徴としては、
四肢、特に足の関節付近に無数の紫斑が現れるというものです。
紫斑ができるのは、血管が炎症を起こしているからです。
紫斑は血管から出てしまった血液が皮膚の奥で停留してしまった状態なので、
上から押しても色が消えることはありません。
血小板減少性紫斑病とは違い、わずかに隆起しているのも特徴です。
「触れることができる紫斑」と呼ばれています。
色は赤~青紫、形は点状のものから、不整形のものなどさまざまで、
新しいものと古いものが混在します。
血小板減少性紫斑病とは異なり、血液中の血小板が減少していないのが特徴です。
それからしばしば特徴的に見られるのが腹痛です。
腸管内の血管透過性亢進による浮腫や、腸管内の血管炎が原因となり、腹痛を引き起こします。
嘔吐を伴なう激しいものであることも少なくありません。
しばしば血便や、便潜血が認められます。紫斑が現れるより前に腹痛が現れることもあります。
紫斑病性腎炎はこの疾患の合併症として特徴的なもので、多くは軽症ですが、
まれに腎症状が数ヶ月から数年続き、腎不全に陥るケースもあります。
アレルギー性紫斑病では、腎機能の定期的な検査が必要となってきます。
アレルギー性紫斑病は上気道感染後に発症することが多く、
ウイルスや細菌に対するアレルギーが原因だといわれていますが、
はっきりしたことはまだわかっていません。
アレルギー性紫斑病の障害部位にIgAなどの特異的免疫物質が沈着しているのが特徴であり、
それが皮膚、腸管、関節、腎臓、時に精巣や脳などに障害を起こしているわけです。
この疾患は4~7歳に好発し、男女差は1:1と差は見られません。
それほど多くみられる病気ではありません。
その多くは冬に発症します。人から人への感染はありません。
予防策も今の段階ではないというのが現状です。
