小児のアレルギー性紫斑病
アレルギー性紫斑病(血管性紫斑病)は小児がかかりやすい疾患です。
4~7歳(半数を占める)の小児に好発しやすいとされています。
もちろん年長の小児もかかる可能性があります。
小児の場合は、ご両親が紫斑を発見し、受診することが多いと思います。
手足の関節が腫れ、歩行困難になったり、痛みのあまり激しく泣く小児も多いでしょう。
腹痛も特徴的症状で、激しい腹痛と嘔吐を訴え、時に血便を伴ないます。
血尿が出ることも珍しくなく、腎臓が異常な状態にあることがわかります。
通常は細静脈を中心に血管炎を起こすものですが、放置したままにしておくと、
大動脈の血管壁が薄くなり、そこから大量に血液成分が漏れ、
強い浮腫が出現することもあります。
アレルギー性紫斑病は、早期に発見し、早期に安静治療を行うことが大切です。
安静にしていれば、2~3ヶ月で治る疾患ですが、
激しく動いたりすると紫斑が足などに出てしまうので、注意が必要です。
基本的に安静にするのが一番の治療です。
また、紫斑性腎炎を合併した場合で腎機能が悪く、
高血圧の症状が出ている場合なども運動制限が必要になります。
紫斑病性腎炎を発症しても多くは軽症であることが多いようですが、
それでも中には慢性の腎不全に陥ってしまう小児もいます。
小児は大人のようにじっとしていることが苦手な場合が多いので、
運動制限をさせるのもかわいそうと感じるご両親は多いかもしれません。
それでもやはり腎不全などのリスクを考えれば、安静にさせ、
経過を見守っていくということは必要だと思います。
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