症状
アレルギー性紫斑病(血管性紫斑病)の特徴的な症状といえば、
軽く盛り上がった出血斑(紫斑)が四肢、とくに関節付近に出ることです。
紫斑は両側対称に出現します。体や顔に出る場合もあります。
初めは痒みを伴なったじんましんのような発疹で始まり、次第に紫色に変色していきます。
じんましんなどの紅斑と決定的に違う点は、紅斑は押すと赤みが消えるのに対し、
紫斑は押しても色が消えないという点です。
腹痛は半数ほどの患者に見られるようです。
嘔吐を伴なう激しい腹痛であることも少なくなく、
紫斑が起こる前に腹痛が起きた場合などは、虫垂炎を疑われることもあります。
よって、腹痛が紫斑よりも先に起きた場合は、
虫垂炎や腸重積、腸閉塞などの内臓疾患との鑑別が非常に大切になります。
腹痛がひどく、日常生活を行えないレベルのものであれば、入院して治療をすることになります。
腹痛の急性期症状には副腎皮質ステロイドが有効で、
これを静脈内に投与し、症状の改善を図ります。
関節痛はおよそ3分の2の患者に見られます。
足の関節、手の関節に起こることが多く、股や肩の関節には普通痛みは現れません。
痛みで歩くことが出来なくなることもしばしば起こります。
関節痛で日常生活が困難になった場合にも、入院治療を行います。
局所的な浮腫(むくみ)も現れます。
顔、体、手足、陰嚢などに痛みのある大きな浮腫が現れますが、発赤は見られません。
それから、半数に尿に異常がみとめられます。血液が混じったり、蛋白が現れます。
紫斑病性腎炎を合併する率は高く、そのため、定期的に尿検査をする必要があります。
アレルギー性紫斑病の一番の問題はこの腎炎にあるといえます。
多くは軽症ですが、中には急性腎炎症候群や、
ネフローゼ症候群を起こしたり、慢性の腎不全に陥るケースもあります。
他に、腸重積や腸閉塞などの合併症を起こすこともあります。
